ゲリラ豪雨のひととき

営業の帰り道、事務所の最寄り駅に降り立った時、
空が真黒になったかと思うと、ポツポツポツ。。。
急に、雨が降ってきました。



「あっ、雨だ」
そう思うのも、つかの間、どんどん雨が強まってきます。
勢いはさらに強まり・・・

道路は、雨の跳ね返りで、道路の線が見えなくなって、水捌けが悪いところは、水たまりを通りこして、川のようになっています。


一瞬の出来事です。
いわゆる「ゲリラ豪雨」です。



わたしは、慌てて、横断歩道を渡り向い側にある
ビルに駆け込みました。
結構濡れてしまいましたが、危機一髪、セーフ!



「なんだか、南国みたいだなぁ〜」なんて思いながら、
ビルの軒下で、ただずんでいると、隣に会社員らしき、二人の男性の姿がありました。




「すごい雨ですね〜濡れましたか?」 と男性。

「ちょっと濡れちゃいました。それにしても、すごい雨ですね。わたしの会社まで、あと5分のところだったんですけれど・・・笑」

「僕たちも、営業の途中でして。あまり急だったら、傘を買いに行く暇もなくって」

「この雨じゃ、傘があっても厳しいですね。」

「でも雨、すぐに止むと思いますよ」



偶然に、出会った人達でしたが、そんなたわいもない会話をしながら、過ごしていました。


すると、先ほどまで、真っ暗だった空に光が差し込み
みるみるうちに、青空になってきました。
雨も小降りになり、そのうち、霧のような雨に変わっていました。




「僕たち、急いでいるんで、もう行きますね」

「お気を付けて」

「ありがとう。あなたもね。さようなら〜」



街路樹の葉に残った、雨粒が光に反射して、キラキラ輝いた、街中に
男性二人は、駆け足で走り去って行きました。


ゲリラ豪雨がくれた、ちょっとした出来事でした。



雨が降ったことで、今日の夜空は、きっと綺麗だと思います。
沢山の星が見えるかもしれません。
天体観測してみよ〜っと。