久高島・民宿での一夜 <その2>

島内での宿泊は、民宿(数件)か、公民館しかありません。
わたしは、「民宿にしめ」という、高齢のおばあちゃんが一人でしている民宿で、一泊お世話になりました。

民宿という看板はありますが、おばあちゃんの家のお部屋を間借りする形で、まるで、自分のあばあちゃんの田舎へ、御里帰りした気分です。


わたしが、到着すると、ちょうど、先客の女性が居て、その女性かから、この宿を利用する心得&しきたりの引き継ぎを受けました。


お宿のおばあちゃんは、高齢である上、足が悪いので、布団の上げ下ろし、掃除、食事の用意なども、すべて自分でするとのことでした。
お風呂は、シャワーのみ。(沖縄では湯船はあれど、使わないそうです)
お手洗いは、離れにあります。(もちろん、昔ながら方式 笑 夜中は真っ暗で怖い)
宿泊代は一泊¥3,000です。



どうでしょう??  皆さんは、どう感じますか?


私たちがいつも慣れている生活から考えると、びっくりされると思います。
ただ、わたし的には、とても新鮮に感じました。
雨が降っていたのもあり、この日の宿泊は、わたし一人でした。



夕飯は、自分で用意したものを食べ、その後、TVを見ながら、おばあちゃんに、いろいろと、島の歴史についてのお話、戦争の話などを、聞くことが出来ました。


「郷に入れば、郷に従え」そういう気持があれば、多少の不便があったとしても、それも、旅の醍醐味として、受け入れることができ、むしろ、楽しい思い出に出来るのではないか?と思うのです。



シトシトと降り続く雨の夜長に、話はとめどなく続き、夜が更けていくのでした・・・



つづく・・・