沼島を目の前に・・・

最近読んだ本の中で、「おのころ島」についての記述があり、
淡路島にとても興味を持つようになりました。
わたしの祖父が淡路島出身であるということも身近に感じる理由の一つです。



<記述の一部>
日本神話の中で「自凝島」(おのころじま)は、日本で最初にできた島とされ、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)・伊弉冉尊(いざなみのみこと)の二神が、天浮橋(あまのうきはし)に立ち、天沼矛(あまのぬぼこ)で海をかき回して引き上げたとき、矛の先からしたたる潮が固まってできたというものである。空想上の島であるのか、現実の島のいずれかに擬せられていたのかは不明であるが、現在、兵庫県の淡路島、沼島をはじめ数か所をおのころ島にあてる考えがある。





その記述の中に出てくる、沼島が、とても気になり、調べてみることにしました。




淡路島の南4.6kmの紀伊水道北西部に浮かぶ兵庫県南あわじ市に沼島(ぬしま)はあります。


沼島は古事記に登場する、日本で最初に出来た島、「淤能碁呂島」とされ、紀貫之土佐日記では海賊の島として、平安末期には梶原景時一門の水軍の島として、 太平記では高貴な女性の不思議な物語の舞台として、戦国期には再び水軍、江戸期には漁業、海運業の島として、明治から昭和初期にかけては大規模水産会社の先駆けとして、 等古くから歴史に度々登場する非常に歴史のある島です。



沼島は上から見ると、勾玉のような形をしていて、周囲10㎞の孤島で、島に行く為には、船を利用し(本島から10分程度)東南海岸には見る人を驚かせる岩が多く、「上立神岩」 「屏風岩」「あみだバエ」などの勇壮な奇岩が点在していて、とても神秘的な島だそうです。



調べていくにつれ、島の雰囲気が、以前、わたしが訪れたことのある、沖縄の久高島と似ているなぁ〜と思い、「実際の沼島はどんな島なんだろう?」と想像を巡らせていました。



「思い立ったら、すぐに行動。  百聞は一見にしかず!!」



衝動的な思いに駆られて、その足で、淡路島に向かっていました。
観覧車のある、インターチェンジに到着したのは、3時過ぎ、スターバックスで、大好きなスターバックスラテを片手に、見事な明石大橋を眺めて、爽やかな海風に吹かれながら、しばし休憩。

明石大橋


その後、一気に淡路島を南下、西淡三原インターを降り、灘・土生(はぶ)港まで、着たところで、沼島へ渡る船の時刻表を見て、がっくり!!

<沼島汽船>



行きの便はありましたが、それに乗って島に行ってしまうと、帰りの便がない・・・泣
自宅を出発する時点で、予感はしていたんですよね〜。。。
ただ、沼島を一目見たかったんです。。。



観光センターで入手した、沼島パンフレンットを熟読して
次回、朝早く起きて、沼島一周をしてみようと思っています。
(島内一周出来る、ハイキングコースもあるらしいです)
次回、訪れる時のわくわく感が増したような気もしています^^




ちょっとした、衝動的珍道中ドライブでした。

<遠くから眺める沼島>