幼い姉妹

日が経つにつれて、被害の詳細が伝わってきています。
毎日、報道されている内容を見て、心が痛みます。



被災地で、うろうろと探し物をしている
お年寄りの男性がこんな話をしていたそうです。



二人の姉妹が手を繋いだまま亡くなっていたそうです。
絶対に離れまいと堅く手を繋いでいたのだと思う。
でも、逃げ切れることが出来なかった。
その女の子の足が無いんだよ・・・
あまりにも、かわいそうだから、今、その女の子の足を探しているんだ。



この話を聞いて、胸が張り裂けそうになりました。
幼い姉妹がホントに気の毒に思えてなりません。
同じように震災の被害にあったであろう、お年寄りの男性が
自分のことより、姉妹を気遣っているその思いにも、涙が出ました。



どんな困難に遭おうとも最後まで『生きよう』と前を向き、
良心に基づいて『最善を尽くす』、それが生を享けた人としての
なすべき姿なのだと思います。


「今のわたしに、出来ることは何か?」


祈りにも似た想いで、自分自身に問いかけているこの頃です。