ある男性の習慣
昨日の仕事帰りの出来事です。
わたしは、会社の帰り道、いつもバスを利用しています。
自宅近くの停留所まであと少しというところだったと思うのですが、
バスの座席から窓の外を眺めていると、
一人の男性が(見た雰囲気からすると、40代ぐらいの細身で、会社帰りでしょうか?ビジネスバックを持ち、きっちりとした服装をされていました)
歩きながら、少し進むと、屈みこんで、また、立ちあがり、それを何度も何度も、繰り返しているのです。
周りが薄暗かったので、遠くからは、良く見えず、
「あの人、何をしているのかな?」不思議に思いました。
バスが、その男性の横を通りすがるときに、その理由はわかりました。
なんと、その男性は、ビジネスバックを方に掛け、軍手をして、小さな袋を片手に、手なれた手つきで、道端のごみを拾いながら、歩いていたのです。
その手には、たばこの吸い殻がありました。
その動きに、無駄はなく、毎日の習慣としていることが一目でわかりました。
交通量の多い道路では、信号待ちの時に、窓を開けたばこの吸い殻をそのまま、外に捨てている方を見かけます。
そういう方がいると思えば、それを、一つ一つ、拾いながら、歩いている方がいるのです。
普通に歩いているだけで、苦しくなるような、暑さの中、その姿は、とても神々しく、爽やかでした。
それを、見ていた、わたしの心にも、温かい気持ちになりました。
「どんな経緯があって、この男性がこのような、行動をされているのかな?すごいなぁ〜!! わたしだったら、できるかな?!」
そんなことを考えている、わたしを乗せて、バスは、自宅の最寄りのバス停へ向かうのでした。
「世の中に貢献したいのです」そういう気持ちを持ったのなら
大きなことばかり、目標としなくても、
自分の身近で、出来ることって、沢山あるものです。
男性の姿から、教えていただきました。
ありがとうございます。