そこには古代ロマンがありました


先日、オープンしたばかりの「グループホーム あかね雲」にお伺いしてきました。
JR三ノ宮駅から東へ歩いて10分のところです。

施設が新設ということもあり、どこを見ても綺麗で、各所に工夫があり、施設全体に新しい風を感じます。

理事の横山さんは、他業種からの転身組とのこと。斬新なアイデアをお持ちでお会いさせていただく度に、新しい発見をいただいています。



ご案内頂いた際、ふと見たフロアーの壁に、職員さん達と混じって、記念撮影した写真が掲示されていました。
現場に溶け込み、その和やかな雰囲気を切り取ったような写真に、
横山さんのこの施設に掛ける意気込みを感じました。


この「グループホーム あかね雲」を建築工事に取り掛かる際、なんと、雲井遺跡が発掘されたらしいのです。
その為に、グループホームの建築は一時中断。。。

その上、建築費用の他に発掘費用の一部負担が上乗せされ横山さん的には、嬉しさ半分、困った半分だったようです。


遺跡ファンのわたしとしてはすごく貴重な経験をされたのですから、うらやましい限りなのですが・・・



「三ノ宮の真ん中から、このような遺跡が見つかったこと。
 なんて素敵なことなのでしょう! 古代と現代はたしかに、繋がっているのです・・・」




遺跡の発掘エピソードをお聞きし、わくわくしながら
古代のロマンに気持を馳せていたのでした♪



横山さん、ありがとうございました!!



<雲井遺跡>
三宮駅の東側に位置し、東西約700m、南北約500mの範囲(約25 万㎡)に広がっている。六甲山から流れる生田川により形成された扇状地扇端部に位置し、縄文時代から中世に及ぶ複合遺跡である。これまでの調査で、縄文時代では早期から晩期の遺構や遺物が発見されている。近畿地方では縄文時代の良好な遺跡が少ない中、平野部での当時の人々の生活を知る貴重な資料を提供している。弥生時代では前期・中期の遺構や遺物が確認されており、特に弥生時代中期後半の方形周溝墓群が検出され、一躍脚光を浴びる遺跡となっている。